疾病・障がいに関わらず
全ての国民が生きがいを捨てることなく
心身共に健やかに暮らせる未来創造のために
「歩く力の支援」「安全な移動」という観点で
理学療法士ができるコト
大会長挨拶
第29回岡山県理学療法士学会 開催にあたって
このたび令和6年6月30日(日)に岡山市の岡山医療専門職大学に於いて、第29回岡山県理学療法士学会を開催させていただくことになりました。
日本が直面する「2025年問題」はすぐそこまできており、2024年は社会保障制度の見直しの一つである診療報酬、介護報酬改定の年でもあります。そして遠くない未来には、65歳以上が人口の多くを占める「超高齢化社会」が到来し、
「2030年問題」に直面します。
そのような社会背景を見越して、日本理学療法士協会は「理学療法が支える未来2030」を発行し、「2030年の国民の生きがいを支える理学療法士のビジョン」をまとめています。本学会はそのビジョンを参考にし、
テーマを「理学療法×生きがい ~これからの移動を考える~」としました。
私たちは日々、患者さんとともに歩み、痛みや困難に立ち向かいながら、彼らの生きがいを支える役割を果たしています。私たちの臨床において、「生きがい」は欠かせない要素です。生きがいとは、ただ存在するだけでなく、豊かな人生を育むための力です。私たち理学療法士には、患者さんの笑顔を大切に、日常の喜びを再発見できるよう支援するという大きな使命があります。さらに、生きがいの基盤となるのは、理学療法士の専門性の中核となる「安心・安全な移動と歩く力」です。
この「安心・安全な移動と歩く力」を支援する技術が、高い次元で達成されるように絶えず学んでいかなければなりません。
本学会では、特別講演①は「一人一人の生きがいを支える理学療法とは~“生きがい”ビジョンに関する学術的視点~ 」として
吉備国際大学 保健医療福祉学部 理学療法学科 教授 原田和宏 先生、特別講演②では「理学療法からみた人生100年時代の移動・歩行~その人らしく生きる歩行の実現に向けて~ 」として
北陸大学 医療保健学部 理学療法学科 教授 大畑光司 先生に講演をお願いしております。
最後に、岡山県の理学療法士も2,000 名を超え、コロナ禍の制限も徐々に緩和され、岡山県内の顔の見える連携の場としても多くの方にご参加いただければと思います。そして、私たち自身も「生きがい」を見つけ、それを大切にし続けることが重要で、学び続ける場としても、少しでも学会に参加して良かったと思っていただければ幸いです。
藤田 直也
お知らせ
本日より一般演題の募集を開始しました。
学会の事前登録を開始しています。セミナー番号は121202となります。協会のホームページ・アプリよりお申し込みください。
一般演題の募集を終了いたしました。多数ご登録いただき誠にありがとうございました。 なお採択通知はご記入頂いたメールに後日お知らせする予定です。 今しばらく待ちください。
学会の抄録を公開しました。詳細は「演題募集と抄録」のページをご参照ください。
学会のタイムスケジュールを公開しています。スケジュールの詳細,会場案内はこちらをご参照ください。
お問い合わせ
ご質問やご意見・ご感想等のお問い合わせは、下記メールアドレス宛てにお送りください。
お問い合わせ後、担当者によりご返信・ご連絡させていただきます。